日産GTRのクオーターパネルに出来たヘコミをデントリペアで修理。
日産GTRのお客様より、クオーターパネルに出来たヘコミ修理でデントリペアのご依頼を頂きました。

1.左クオーターパネルのヘコミを修理
まずは、左側に出来たヘコミを見てみるとテープを貼ったプレスラインの下あたりのところにしっかりヘコミが出来ているのが確認できます。大事にされているお車にこのヘコミは見るたびにモヤモヤしそうなヘコミですね!

次にラインボードでもヘコミの状態を確認していきます。中心の部分の鉄板がシャープに伸びているのがわかりますね。おそらく隣の車のドアがぶつかって出来たドアパンチによるものと思われます。しかも相手のドアのプレスラインでとんがったところが当たった感じですね。

芯の部分がしっかり伸びてしまっているので、これだと裏からツールでしっかり伸びた鉄板を絞って元の形状に復元していきたいところです。ひとまずは裏からアプローチできるか?内装を外して見てみます。

内装を外してみると黒いシールで蓋をされたところの小さな穴から何とかヘコミの裏柄に同辰することが出来ました。ちょっと体勢はきついですが、何とかここから攻めていきます。
伸びた鉄板を絞りつつ、表からも叩き復元していきます。確認と修正を行い、整えていけば、先ほどまであった気になるヘコミも無くなりました。

もう先ほどまであったヘコミは分かりませんね!次にラインボードでもクオリティチェックをしていきます。

ラインボードのラインで確認しても、歪んでいたところも自然なラインに戻っているのが確認できます。このように基準を作って確認することで、違和感のない仕上がりに仕上げることが出来ます。再塗装もパテ入れもありませんので、経年による変化の心配もございません。そしてオリジナルの塗装もそのまま残せるのがデントリペアの最大のメリットですね。これで左のクオーターは修理完了です。
2.右クオーターパネルのヘコミを修理
今度は、右のクオーターパネルに出来たヘコミを確認していきます。右側に関してはかなり広範囲に及んでヘコミが出来ております。分かりますか?プレスラインをまたぐように複数のヘコミが出来ています。

ラインボードで確認するとヘコミの全体像が分かります。

反対側からも確認。


ヘコミはドアパンチによるものや、なんだかよくわからないものも混在していますが、範囲が広いです。先ほど左側を作業した際もツールアクセスはあまりよくないので全体を押すことは難しいかもという印象でした。幸いヘコミが左側よりも深いヘコミではなかったので、お客様とも相談し、右のクオーターはプーリングと言って引っ張って叩いて復元するやり方で修理をしていくことにしました。言葉で引っ張って直すと聞くと簡単そうですが、実際には片側だけのアプローチでヘコミを元の形状に復元することになるので、押せるときよりも大変です。

上の写真の様に専用のタブをヘコミにくっつけて引き上げ、タップダウンで叩いて元の形に復元していきます。状態を見ながらコツコツ一か所ずつ直していきます。雹害の修理をするときは必ず押せない場所が出てくるので、そのような場合、このようにプーリングで修理していきます。今回は範囲は広めですが地道に直していけば完成です。

作業後はこの様な感じです。背景だけの写し込みだと、しっかり確認できませんので、ラインボードを使って問題が無いかクオリティチェックしていきます。



このようにラインボードで確認を行うと、作業前は歪みまくっていたラインも自然なラインに戻っているのが確認できますね。右クオーターもオリジナルの塗装をそのままにヘコミだけ除去完了です。大事にされているお車には余計だったヘコミも無くなり、これで気持ちよく永く大事に乗って頂ければと存じます。この度は、デントリペアのご依頼を頂きまして、誠にありがとうございました。
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