BMWのX3のお客様より、リアドアに出来たドアパンチによるヘコミ修理でデントリペアのご依頼を頂きました。

ヘコミは運転席ドアのすぐ後ろのリアドアに出来ていて、結構強烈に凹んでいます。これは、毎回目につく嫌なヘコミですね。かなりストレスだと思います。板金塗装で直すとなると、それはそれで高額の修理代になりますし、またまだ新しいお車のオリジナルの塗装が台無しになってしまいますので、何とかデントリペアで直したいところですね。

景色で見てもガッツリヘコミが出来ているのがわかります。淵に近いところですね。ラインボードでどのように鉄板に影響しているかを確認してみます。

やはり強烈に縦筋が出来ております。淵のところまでしっかり影響してしまっているので、多少その部分は淵に引っ張られてひずみが残るかと思います。その点は事前にお客様へもご説明。ラインボードでしっかり見ながら仕上がりのイメージをお客様に共有していきます。もう一つのラインボードで見ても上部が盛り上がりその下に一番深いボトムのところの鉄板がだいぶ伸びているのが確認できます。そしてその下まで伸びていてそれなりに広範囲に鉄板が影響を受けているのがわかります。

窓からのアクセスはちょっと厳しそうでしたので、今回はプーリングでいけるところまでいって残りの鉄板がだぶついたところを裏にあった小さなゴムキャップを外した穴から攻めることに。早速準備して取り掛かります。ＢＭＷの塗装の強さを信じ、結構ガッツリ引っ張りました！

作業後はこのような感じです。淵はやはり少し残りましたが、もともと淵って結構ひずみがあるので、そこになじんでいくような感じで仕上げてみました。

大きなラインボードで見てみましょう。作業前はガッツリ凹んでいた部分もラインが復活しているのがわかりますね。

前ドアの淵の元々ある歪と同じくらいな感じに収まっているのでラインボードを外し基準がなくなるとほぼわからないようになりますね。

景色で見てみるともう分からないレベルです。

お客様にもご確認頂き、デントリペアってすごいね！と喜んで頂けました。

この度は、当店へデントリペアのご依頼を頂き、ありがとうございました。