N-boxの助手席ドアのヘコミをデントリペアで修理
N-boxのお客様より助手席ドアに受けたドアパンチのヘコミ修理でデントリペアのご依頼を頂きました。
さっそく助手席ドアを見てみましょう。
ドアパンチによって、ドアノブの前のプレスラインとドアの中央にヘコミが出来ています。
プレスラインの方はポチっと小さなものですがラインが崩れるので気になりますね。拡大してみてみましょう。
このように景色の映しこみだけでなくラインボードを使うとよくわかります。
ドア中央の方は、この通りです。
こちらのヘコミもしっかり鉄板を伸ばして凹んでいます。
N-boxの鉄板は薄くてデリケートなので、歪を残さないようにデントリペアするには、しっかり伸びた鉄板を絞って表面積を戻す必要があります。
それでは、準備してまずはプレスラインから修理していきましょう。
プレスライン側は窓の隙間から難なくアクセスでき、サクッとリペア完了です。
リペア前の写真では崩れていたラインも自然なラインに復活ですね。
続いて中央の方のヘコミですが、ドアの補強の中にあり、またピンポイントで鉄板を押し込んでいきたいので、コントロールしやすいようにドアの内張を外して行うことにしました。
N-boxは補強がドアの裏にベッタリくっついており、今回のヘコミもその補強の中に出来ています。補強の隙間へ細いツールを滑り込ませてリペアしていきます。なかなかやり難かったですが、しっかり鉄板を絞り込み完成です。
この通り、先ほどまであったヘコミは完全に除去されました。薄傷も入っていましたが、磨いたらもう分からないですね。
今回のようなヘコミは板金塗装ではなくオリジナルの塗装を残せるデントリペアによる修理が最善の方法だったと思います。
これでドアパンチのストレスから解放され、再び気持ちよく乗って頂ければ幸いです。
この度は、デントリペアのご依頼を頂き、ありがとうございました。